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株式会社 竹中工務店様
空調設備設計のデジタル化を「SeACD」で推進。業務の効率化や不整合のチェックも容易になり業務品質を大幅に向上。

2020.10.14 株式会社 竹中工務店様

日本を代表する大手建設会社である竹中工務店様。国内における建築設計のデジタル化、BIM活用を推進されている同社では、設計業務の中でも、設備設計業務のデジタル化に課題をお持ちでした。

その状況の中で、2019年に空調設備設計業務を強力にご支援する弊社ソフトウェア 「SeACD(シークド)」 を全社、全店で採用。本インタビューでは、実際のプロジェクトでSeACDをご活用頂く中で感じた効果、具体的な活用シーンをお伺いいたしました。

導入のきっかけは上司の紹介

弊社では以前より設計業務の品質向上のため、BIM(ビルディングインフォメーションモデリング)の活用に積極的に取り組んでまいりました。
BIMを活用する上でポイントとなるのが、設計図面と部材、機器情報との連携です。中でも設備設計では、「設備機器の選定業務のデジタル化」が大きな課題でした。
そのような中で、上司から御社の「SeACD」という商品を紹介され、「まずは体験版を利用してみよう」ということになったのがきっかけです。

株式会社竹中工務店 東京本店 設計部 設備12G 玉木 嶺乙様

カタログからの転記とエクセル管理からの脱却

元々設備設計での機器選定は、社内で作成した独自のエクセルシートを利用していました。
実際に機器選定を行う際は、各空調機器メーカーのカタログを見て、隅々まで見比べてやっと1つの機種を選ぶという流れでした。
またカタログを見ながら記載されている能力値、型番などをシートに手打ちで入力していたため、入力と確認に多くの時間を要していました。

体験版の利用、ライセンスを購入し、全社展開へ

そのような中、上司から紹介されたのが「SeACD」です。無料体験版があるとのことで、1か月間利用してみました。
「SeACD」を利用してみての感想は、「使いやすい︕」でした。
インターフェイスがとても見やすく、ドラッグ&ドロップで空調機器を各室に配置することができるため、初めてでも非常に分かりやすかったです。
空調機の室内機の台数も自動割り付けされるので、それぞれ計算する手間もかかりません。
また主要なメーカー機器情報がほぼ登録されているのでとても選びやすく、能力が機器表に自動で転記されるので、課題だったカタログからの転記ミスも無くなりました。私のチームには5人のメンバーが在籍していますが、問題なく全員使うことができたため、結果有償版を購入することになりました。今では全社、全店で導入されるまでになりました。

複数のメーカーから比較検討でき、業務が大幅に効率化

機器の選定に関しては、現在各メーカー様でも支援アプリケーションを提供されています。
既に選定メーカーが確定している場合は問題ないのですが、比較検討が必要な案件などは、複数メーカーの機器データが搭載されているSeACDですと比較検討が容易なため、大変助かっています。
情報が一元化されているため、設計者の裁量で色々な機器を見ることができるのがいいですね。選択肢が広く、1つの案件で複数のメーカーから選定したい場合も、同時に選べるのは大きな利点です。
現在私は学生寮のプロジェクトを担当しており、まさにSeACDを活用しているのですが、各室の用途に合わせてルームエアコンやマルチエアコン、換気機器を柔軟に選定しています。最近でも選定できる空調機器メーカーが追加され、早速活用致しました。

基本設計と実施設計、各設計フェーズに合わせて効率的に活用

実は現在担当しているプロジェクトでも発生しているのですが、スケジュール上では設備設計を進めたくても、確定した建築プランが上がってこないため、なかなか進めることができないといったケースがあります。
SeACDでは、基本設計や実施設計など各設計の進捗に合わせて機器選定が可能なため、効率的に進めることができ助かっています。
例えば基本設計では、まずは原単位で算出した熱負荷計算結果を元に機器を選定し、実施設計では専用の熱負荷計算ソフト(※STABRO負荷計算)と連携し、より精度の高い機器選定を行うといった形です。

機器情報は各設計図書として活用し、設計変更にも容易に対応

更に設計業務では、当初のプランが途中で変更になることが多々発生します。
これまでは都度、各設計図書をプラン変更の度に修正していたのですが、SeACDは系統図や機器表が連動しているため、修正も容易でスピード感をもってお客様に対応できるようになりました。不整合のチェックも容易になり、業務品質も向上しました。
また出力した計算書や機器リスト、図面に関しては、契約図や申請図にも活用しています。

今後のSeACDへの期待

SeACDを導入し、空調設備設計業務が大幅に効率化されたことを実感しています。
先日は機器表のカスタマイズ機能や、複数モニター利用者に対応したマルチウィンドウ機能の追加など、随時機能のアップデートもされており大変助かっています。
今後は空調機器メーカーの拡大や、「ポンプ」などの選定設備機器の拡張なども期待しています。各メーカーの協力も不可欠かと思いますが、是非よろしくお願いします。
最後になりますが、弊社ではBIMの活用が今後より一層進んでまいります。「業務のデジタル化」という課題に対し、SeACDは非常に効果を感じました。今後BIMとダイレクトで連携する製品もリリースされるとのことですので、設備設計業務のデジタル化、業務改善の促進に期待しています。

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