評価カテゴリーについてCategory

LEEDには7つの評価カテゴリー(5つの分野*と2つのボーナス分野)があります。評価カテゴリーは敷地の立地条件を評価するものや、水利用効率、エネルギー使用の最適化、材料の省資源化、あるいは室内における空気質環境を評価するなど、建物の環境負荷低減と利用者の健康の観点から多角的に建物の環境性能を評価できるよう大分類されています。

  • 1. Sustainable Sites(持続可能な敷地)
  • 2. Water Efficiency(水利用効率)
  • 3. Energy & Atmosphere(エネルギーと大気)
  • 4. Materials & Resources(材料と資源)
  • 5. Indoor Environmental Quality(室内環境品質)
  • Innovation in Design(設計における革新性)
  • Regional Priority(地域的な優先事項)

LEED v4について

2016年11月以降に新規登録するプロジェクトからLEED v4の評価システムが適用されます。このLEED v4では評価カテゴリーとして新たに「Integrative Process (総合的なプロセス)」と「Location & Transportation (立地と交通)」が加えられ、設計の早い段階からプロジェクトに関わる全ての者の参画を推奨したり、v3の「Sustainable Site」から立地条件に関係する評価項目が新たなカテゴリーとして切り離されました。また、建物用途毎(学校・商業施設・医療施設・データセンター・宿泊施設・物流施設・住宅系)に評価ツールが分けられ、使用状況や特性に合わせた評価システムを選択できるようになりました。

 

v4全館禁煙について

LEED v4 で懸案となっていた、全館禁煙の条項について、日本における例外が発表されました。
(2015年10月、2016年改訂)

最新のLEEDでは、全館禁煙が必須条項になっていました。
しかしながら、日本の文化的背景を鑑み、Alternative Compliance Path(例外)が作られました。
(要件は変更になることがあります)


計画建物に喫煙室を設けることができる条件

  • 条令で喫煙所以外の屋外禁煙となっているエリアであること
  • 計画建物の周囲での禁煙
  • 計画建物の入口が、屋外の喫煙所から50mまたは徒歩3分以上であること
  • 計画建物の半径400メートルの開発密度が床面積8,035㎡/ha以上であること

又は

  • 計画建物の地域において喫煙室の設置が義務である、助成金がある、又は要請があること

更に

下記のクレジットのうち最低1つを獲得すること

  • EQ credit Enhanced Indoor Air Quality Strategies
  • EQ credit Low-Emitting Materials
  • EQ credit Indoor Air Quality Assessment

更に

  • 室内空気質管理プログラム(IAQ management program, EPA Indoor Air Quality Building Education and Assessment Model (I-BEAM))を作成し、履行すること
  • 上記プログラムを計画建物の設備要求書および管理運営計画書に含むこと
  • I-BEAM監査を定期的に行い、上記プログラムを適宜改訂すること

また、喫煙室を設ける場合は

  • v3の喫煙室の条件を満たすこと
  • 入口に常時 0.2m/秒のエアフローを設けること、又は禁煙エリアへの煙の流出を防ぐために風除室、エアロックドア又はスライディングドアを設けること
  • 壁や家具が吸収性のある材料でないこと
  • 喫煙室に煙漏れセンサを取り付け、漏れた場合はアラームが作動すること
  • 気圧と風量が満たないときは喫煙室を閉鎖すること
  • 1年に4回、3カ月毎以上、運転状況を確認すること。その際、適宜気圧差テストを行うこと
  • 喫煙室には、禁煙と健康に関する教育的表示を目立つように行うこと
  • 娯楽設備の禁止
  • 喫煙室を改装して別用途で使う場合は、室内全ての材料を新しく取り換えること
  • メンテナンスと掃除の間は喫煙室を閉鎖すること
  • メンテナンスと掃除を行う従業員は指定の仕様(P100 respirator)以上のマスクを着用すること

詳しくはリンク先へ
http://www.usgbc.org/node/8263351

屋外での禁煙であるエリアなどで例外が認められているものの、世界的な受動喫煙防止の流れから設置の条件はv3から大幅に厳しくなっていますが、今後も改訂の可能性はあります。

尚、BD+Cの他、ID+C、O+Mでも適用となっています。